LPWAとは?

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LPWAの意味

LPWAは、「Low Power」と「Wide Area」の頭文字を繋げた言葉です。
ローパワーでワイドエリアな無線通信。要するに、消費電力が少なく、広い領域を対象に出来る無線通信のことです。
人間関係でよく言う「浅く広く」というイメージに近いです。


他とどう違う?

LPWAが「浅く広く」なのに対して、「深く狭く」な無線通信もあります。
最近どこでも見かける「Wi-Fi」がまさに「深く狭く」な無線通信です。
この無線通信は、LPWAに比べて通信速度が速く、重たいデータもやり取りできます。
そのかわり、通信が届く範囲はLPWAに比べて狭いのです。
無線通信規格にはいろいろな種類があり、BluetoothやZigBee、RFIDなどがありますが、LPWAはそれらより広い範囲をカバーできます。

どう良いの?

「浅く広い」LPWAですが、「広い」が良いことなのはわかるけど、「浅く」のメリットも見ていきましょう。
通信速度が遅いLPWAは、映像や写真データなどをやり取りするのには向いていません。
LPWAがやり取りできるのは、「水が満杯です」などのセンサーの情報や、スイッチのON/OFFなどの簡単な情報です。

そのかわりに、少ない電力で通信が可能です。
簡単な情報をやり取りしたいという場面であれば、あまり電気を使わず、なおかつ遠くまで通信できるLPWAがぴったりの無線通信なのです。

どこで役立つの?

IoTブームの昨今、あらゆるところにLPWAの役立つシーンが隠れています。
たとえばハンバーガーのチェーン店。冷蔵庫の温度を本部で一括監視したいときに、LPWAが使えます。
店内の監視カメラ映像は、容量が大きいのでLPWAでは通信できませんが、冷蔵庫の温度センサーのデータなら、少ない電力で簡単に通信が可能です。

産業分野では、物流管理の効率化にも使われています。
トラック、タクシー、バスの位置をネットワーク(ゲートウェイ)経由で把握することで、配車や運行、配送と貨物の監視がよりきめ細やかでスムーズにできます。
その他にも、田んぼや畑の温度を管理したり、川の水位を監視して災害時に住民を守ったり、工場の機械の異常をいち早く知らせたり、LPWAは通信の範囲だけでなく、活躍の場も広範囲なのです。

主なLPWAの規格と特長

LoRa
ゲートウェイという機械を1台設置すれば、半径数キロ~数十キロの範囲で、ネットワークの構築が可能です。
NB-IoTやSIGFOXがカバーしていない山奥などでもネットワークを構築することができます。
NB-IoT
通信事業者のLTEの基地局を利用できるので、早期に全国規模をカバーできると期待されています。
既にある基地局をそのまま使えることから、通信の品質や災害時の対応などでも安心です。
ゲートウェイの設置も必要ありません。
SIGFOX
破格の安さが売りです。
日本を含む25カ国の主要都市での実績があります。

東洋電装とLPWA

東洋電装では、LPWAの技術を利用した無線通信ソリューションを提案しています。
工場の機械装置の状況を一括管理したり、農業用水のポンプの動きを離れたところから監視したり、今まで有線で通信を行っていたものを、LPWAで無線通信に切替えるという工事も行っています。

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